医薬品の不足について
現在、様々な薬の流通不足が起こっている状況です。
様々な種類の薬がいろいろな原因により「需要＞供給」という状況となり、入荷時期が未定となっているということが起こっています。
これは全国的な状況のようです。
病院・薬局によっては薬をストックしていたような場合には在庫があるため処方可能となっているケースもあるようです。
しかしながら処方したとしても薬局に在庫がない場合には、処方箋を発行した医師に「どうしたらいいか？」という問い合わせが薬局からありますが、診察中には対応できない場合もありますので、当院ではあらかじめ隣接する薬局で受け取れる薬については極力把握して、その中で処方を行っています。
特に鎮咳薬(=咳止め)は1年以上も供給不足によりほとんど処方できる状況にありません。
もちろん多くの咳に対しては鎮咳薬の効果は不十分であるのは事実ですが、少しでも症状を和らげるために処方するということも出来ない状況が続いています。
それらの医薬品の不足分に対して、症状によっては可能な範囲で代替薬を提案していますが、医薬品の供給不足により必ずしも希望に沿った投薬が出来るとは限らないということもご理解ください。
2023/10/1
